バストアップといえばプエラリア・ミリフィカ
今まで、バストアップサプリと言えばプエラリア配合!!というのが多かったですね。
これが最近になって、日本医師会が使用をやめるように警告しています。
日本医師会のサイトです↓↓
少し前まで、モデルや有名人がプエラリア入りサプリの宣伝をしていた影響で、たくさんの若い人がプエラリア入りサプリを服用していたようです。
プエラリアの成分が身体に浸透してきた頃にスタイルが良くなるんではなく、健康被害がたくさん出てきて問題になっています。
プエラリアの宣伝をしていたモデルさんは健康被害が出たのでしょうか?
プエラリアの主な健康被害
プエラリアの健康被害は、具体的にどんなことが起きているでしょう?
10代から40代を中心に健康被害が国民生活センターに寄せられています。
- 消化器障害>腹痛・嘔吐・下痢
- 月経不順・不正出血
- 皮膚障害>発疹・じんましん
- 頭痛
- 呼吸器障害
- 乳房の障害
- その他
2016年には年間の被害件数が94件も出ています。
サプリの総販売個数に対する健康被害の確率で考えたら微々たるものでしょうが、健康はお金では買えないので、被害には遭いたくない物です。
美しくなりたくて体調を崩してしまうなんて悲劇ですね。
プエラリアの健康被害は日本だけ?
なんと!
食用への使用を禁止している国もあります。
日本人だけ食べて大丈夫というわけは無いので、口に入れるのは怖いです。
そもそもプエラリアって何物?
タイなどに分布しているマメ科の多年生つる植物です。
大豆に含まれているイソフラボンと比べて1,000倍~10,000倍強いエストロゲン活性があると言われています。
バストアップにエストロゲンは大切ですが、大豆の1,000倍って、、、、
摂り過ぎは身体に悪そうです。
女性は生理や妊娠はもちろん、ストレスなどでもホルモンバランスが乱れ体調が変わりますが、この量のエストロゲンを摂取したときのホルモンバランスはどのようになっているのでしょう。
このあたりの検証はちゃんと行われているのでしょうか。
女性ホルモンにはエストロゲンとプロゲステロンがあります。
本来であればサイクルに合わせそれぞれの必要量を分泌していますが、エストロゲンだけ強化したからプロゲステロンとのバランスが崩れて健康被害へと繋がっていったのでしょうか。
そもそも品質が一定ではない
プエラリア・ミリフィカは栽培された地域・気候・栽培年数によって品質に大きな差があるとの研究結果が出ています。
しかしプエラリア・ミリフィカの含有量は一斉印刷のパッケージに記載されています。産地が記載されているものがあるのかもしれませんが、気候や栽培年数まで管理・把握されているとは考えにくいものです。
また、現時点では適正な摂取量についても明確に示されていません。
含有量・適正摂取量が管理/確立されていないものを体内に取り込むということは、かなり勇気のいることではないでしょうか。
ましてやこれが薬であれば考えられないことです。
用法・容量の容量を完全に無視していますね。
プエラリアの次は・・・
どの業界も同じですが、1つの流行が去ったら次の流行がやってきます。
今後プエラリアに代わる魅力のある謳い文句の商品が出てくるかもしれません。
しかし、手にする前に一度冷静にその商品について考えていただけたらと思います。
簡単にバストアップできるのなら、世の中の女性でバストの大きさについて悩んでいる方はとても少ないはずです。
そのような方は、あなたのまわりにどれだけいらっしゃるでしょうか。
正しい知識と選択を
日本医師会が警鐘を鳴らしているにも関わらずネットではいまだにプエラリアを含むサプリメントなどが沢山販売されています。
扱っているメーカー・会社は日本医師会の発表を把握していないのでしょうか。
消費者の健康よりも売上や利益を優先しているとは思いたくありませんが、販売を継続していることには疑問を感じます。
インターネットも普及し、様々な情報が入ってくる時代です。
プエラリア・ミリフィカのように魅力的な宣伝を目にする機会も多いでしょう。
しかし、逆に言えば欲しい情報も得やすくなっています。
大切なあなたの身体です。
知識を身につけ、正しい選択ができるようにしていきたいですね。
編集後記
バストアップしたい人なら、一度はサプリメントを検討したことがあるという方は多いと思います。
私も考えたことはありましたが、躊躇した原因はやはり「健康面」でした。
そして「持続力」についても納得できる根拠を見つけられなかったので購入には至りませんでした。
ずっと飲み続けるのはかなりの負担に感じます。金銭面も同様です。
バストアップにはさまざまなアイテム、方法がありますが、自分がしっかり納得のできるもので行うことが大切ですね。