塗るだけでいいという手軽さからユーザーも多いバストアップクリーム。
サプリや豊胸手術はちょっと怖い、エステは費用がかかるし・・・という方が試してみるもの、というイメージがあります。
塗るだけでいいのならそこまで負担になりませんよね。
バストアップクリームの効果とは?
では、バストアップクリームはどのような効果があると言われているのでしょうか。
調べてみると、
・脂肪を増やす
・乳腺を発達させる
このあたりがよく言われているようでした。
バストアップクリームに含まれる成分とは?
主に「脂肪を増やす」、「乳腺を発達させる」という効果があると言われていますが、実際はどうなのでしょうか。
バストアップクリームに含まれていてバストアップに効果があると言われている成分は、主に4つあるようです。
1つずつ見ていきましょう。
プエラリア
女性ホルモンと似た働きをするプエラリアは、塗ると乳腺を刺激してバストが大きくなると言われているようです。
しかし、日本医師会が危険を警告するなど安全面が心配です。
(プエラリアについてはこちらの記事に詳しく書いています)
セサフラッシュ
セサフラッシュはゴマの成分をベースとした美容成分です。
形状の異なる3つの高特殊微細ポリマーが複合されているので、肌にハリをもたらすと言われています。
瞬時にシワを伸ばす効果はあるようですが、特殊微細ポリマーは水分の蒸発を促進する成分のため、乾燥につながるという情報もあります。
また、臨床試験ではシワの改善は確認されましたが、ハリを出すという効果は確認できなかったようです。
イソフラボン
大豆に含まれることで有名なイソフラボン。
女性ホルモンであるエストロゲンと構造が似ていることから、女性用の美容用品に使われることも多いです。
効果としては肌のバリア機能の正常化やコラーゲン生成のサポート、新陳代謝の促進、美白効果などが挙げられています。
女性ホルモンと似た働きをするという情報は沢山ありますが、バストアップにつながるという直接の根拠はわかりませんでした。
ボルフィリン
あまり聞いたことのない名前ですが、主成分はユリ科の植物であるハナスゲです。
ハナスゲから抽出されたサルササポゲニンをもとに作られています。
フランスのセダーマ社が、サルササポゲニンには脂肪を分化・増殖させる働きがあることを発見したそうです。
情報の少ないボルフィリンですが、副作用については今のところ報告されていないようです。
結局どれが効果ありでどれが効果なし?
様々な成分が採用されていますが、結局バストアップの効果はあるのでしょうか。
・土台である大胸筋を鍛える
・乳腺を発達させる
・脂肪を留める、増やす
バストの構造上、以上のことがバストアップするうえでは必要な条件と考えられます。
各成分、上記の効果があるのかまとめてみましょう。
■プエラリア
乳腺に作用し発達させると言われていますが、こちらは医師会から副作用の警告をされているため保留です。
■セサフラッシュ
シワの改善など肌表面への作用は確認されていますが、その内側までの効果は報告されていません。
■イソフラボン
こちらも肌表面への作用が多く期待されています。
コラーゲン生成を促進するとされていますので、肌がみずみずしくなることでバストの見た目にとってはプラスになるかもしれません。
■ボルフィリン
わりと新しい成分のため他の成分に比べ情報が少ないですが、脂肪を分化・増殖する効果が本物であればバストアップ効果が望めると思います。
ボルフィリンが一番有力?
バストアップクリームに含まれる各成分とバストアップの仕組みを併せて考えると、ボルフィリンが最も効果がありそうに思えます。
しかし、他の成分も含めて以下の点も気になりました。
・バストアップしていく過程の写真が少ない
・バストアップクリーム単体でバストアップすると断言しているものがあまりない
ビフォアアフターは表示法の関係で掲載しづらくなっていますが、もう少し視覚的に確認できるもの(証拠)が欲しいというのが正直なところです。
そしてクリームだけではなく“マッサージと併用することで”効果があるというものが多いようでした。
クリームとマッサージ、どちらの成果か
バストアップにおいてマッサージも有効と考えます。
血流を促進して栄養を行き渡らせたり、リンパの流れを良くしたり、脂肪をバストに留めるサポートをしたり、劇的な変化ではないかもしれませんがなごみ式バストアップのエクササイズと併用することで私も実際に変化を感じました。
(マッサージについては後日詳しく書きます)
編集後記
手軽に取り入れられそうなバストアップクリームですが、塗るだけでバストアップするという確証は得られませんでした。
バストアップ効果を狙うというよりも、副作用がなくお肌に合うものがあればバストケアの一環として取り入れるのはいいかもしれません。
マッサージの際、お肌を傷つけずに行うために使うのもいいですね。
情報の少ないボルフィリンに関しては検証しきれていないので、チャンスがあったら自分でも試してみたいと思います。